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DATA-DRIVEN MOVIE RANKING

村上春樹・原作

独自に収集した評価データで選ぶ、"本当に愛されている作品"のランキング

ABOUT

日本を代表する小説家のひとりで、その作品は50カ国語以上に翻訳され世界中で読まれています。平易で読みやすい文体でありながら、現実と非現実がシームレスにつながる独特の世界観が特徴で、国内外に多くのファンや影響を受けた作家たちを生み出してきました。1987年刊行のノルウェイの森は上下巻で1300万部を超えるベストセラーとなり、国民的作家としての地位を確立。チェコのフランツ・カフカ賞をはじめ数々の国際的な文学賞も受賞しています。そんな彼の小説や短編を原作とした映像化作品を今回はランキング形式でご紹介します。

ながら聴きでもご視聴いただけます

ランキング

1ドライブ・マイ・カー

ドライブ・マイ・カー

2021年公開 監督: 濱口竜介

20,045pt

TOTAL SCORE

舞台俳優で演出家の家福は、脚本家の妻と深く結びついた日々を送っていた。しかし妻はある秘密を抱えたまま突然この世を去り、家福は喪失感を胸に生き続ける。2年後、演劇祭の演出を任され広島へ向かった彼は、寡黙な専属ドライバーのみさきと出会う。言葉少なく、しかし確かな存在感を持つ彼女と過ごす車中の時間が、家福が長年目を背けてきた感情を少しずつ揺さぶっていく。多国籍の俳優たちが多言語でチェーホフの戯曲を稽古する演劇シーンと、二人のロードムービー的な旅が交差しながら、他者の心を本当に知ることの難しさと、傷を抱えたまま前を向いて生きることの意味が静かに浮かび上がる。自分を責め続けることと、現実をそのまま受け入れることのあいだで揺れる人間の姿を、抑制された演技と静謐な映像で描いた3時間の力作。

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絶賛10,516
好評14,580
普通3,302
不評1,134
酷評559

TOTAL 30,091 reviews

2バーニング 劇場版

バーニング 劇場版

2019年公開 監督: イ・チャンドン

8,010pt

TOTAL SCORE

小説家を夢見ながらアルバイトで日々をつなぐ青年ジョンスは、幼なじみのヘミと偶然再会する。アフリカ旅行から戻った彼女が連れてきたのは、謎めいた富裕層の男ベン。やがてベンは「時々ビニールハウスを燃やしている」という奇妙な秘密を打ち明け、その直後ヘミが忽然と姿を消す。燃えたはずのビニールハウスは見当たらず、ヘミの痕跡もどこにもない。はたしてヘミは本当に存在していたのか。ベンの「燃やす」という言葉は何のメタファーなのか。答えは最後まで観客に委ねられ、見れば見るほど現実と幻想の境界が溶けていく。貧富の格差、若者の閉塞感、そして消えた存在への絶望的な執着が交差する中、物語は予測不能な結末へと突き進む。

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絶賛1,423
好評3,637
普通984
不評313
酷評69

TOTAL 6,426 reviews

3トニー滝谷

トニー滝谷

2005年公開 監督: 市川準

4,984pt

TOTAL SCORE

生まれた直後に母を亡くし、ジャズ奏者の父とも離れて育ったトニー滝谷は、孤独を当たり前のものとして受け入れながら、イラストレーターとして静かに生きていた。ある日、風のように服をまとう美しい女性と出会い、長く続いた孤独な時間にようやく終止符が打たれる。しかし、妻の事故死によってその幸福は唐突に失われ、衣装部屋を埋め尽くす大量の服だけが残された。坂本龍一の静謐なピアノが彩るモノクロームに近い映像の中で、喪失と孤独が丁寧に、しかし深く描かれる。主人公と父の二役、妻と妻に似た女性の二役を、それぞれ一人の俳優が演じるという構造が、物語に不思議な余韻をもたらす。ナレーションが台詞と溶け合い、紙芝居のような固定カメラの映像が続く独特の語り口は、小説を読むような感覚を呼び起こす。ロカルノ国際映画祭で複数の賞を受賞した、74分の静かな傑作。

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絶賛593
好評898
普通173
不評37
酷評10

TOTAL 1,711 reviews

4めくらやなぎと眠る女

めくらやなぎと眠る女

2024年公開 監督: ピエール・フォルデス

3,318pt

TOTAL SCORE

東日本大震災から5日後の東京。テレビの前から動けなくなった妻が、ある朝置き手紙だけ残して姿を消す。呆然とする夫・小村は、謎めいた小箱を北海道の見知らぬ女性に届けるよう頼まれ、そのまま旅に出る。一方、小村の同僚・片桐が帰宅すると、2メートル超の巨大なカエルが待ち受けていた。「次の大地震から東京を救いたい」と、か細い片桐に助けを求めるのだ。大震災の余震は現実だけでなく、人々の内なる記憶や夢にまで忍び込む。喪失感と虚無感を丁寧に掬い取りながら、ほんの少しずつ前へ進もうとする人間の姿を描く。実写撮影をベースにした独自のアニメーション技法が生み出す、生々しくも幻想的な映像世界が、物語の奇妙なリアリティを鮮やかに体現する。

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絶賛211
好評655
普通134
不評34
酷評2

TOTAL 1,036 reviews

5ハナレイ・ベイ

ハナレイ・ベイ

2018年公開 監督: 松永大司

2,973pt

TOTAL SCORE

ハワイのカウアイ島、ハナレイ・ベイ。シングルマザーのサチは、息子タカシがサーフィン中にサメに襲われ命を落としたという知らせを受ける。遺体と対面した後、彼女はなぜかその海岸へと向かい、チェアを置いて本を読みながら時間を過ごした。それ以来、毎年同じ時期にハナレイ・ベイを訪れ、同じ場所に座り続けて10年。美しい南国の風景と、深く沈んだ母の悲しみが鮮烈な対比を生む中、彼女はある日、若い日本人サーファー二人から不思議な話を耳にする。「右脚のない日本人サーファーがいる」と。息子への愛と憎しみ、後悔と諦め、そして再生へと向かう感情の変化が、台詞よりも息遣いや沈黙で丁寧に描かれる。喪失とは絶望ではなく、失って初めてわかるものの重さを静かに問いかける作品。

絶賛199
好評896
普通422
不評127
酷評48

TOTAL 1,692 reviews

6ノルウェイの森

ノルウェイの森

2010年公開 監督: トラン・アン・ユン

1,562pt

TOTAL SCORE

親友の突然の死に打ちのめされた青年が、傷を抱えながら東京で新たな生活を始める。そこで再会したのは、失った友の恋人だった。互いの喪失を分かち合いながら深まる二人の関係は、やがて抜け出せない感情の渦へと変わっていく。そんな中、ワタナベの前に生命力あふれる女性・緑が現れ、彼の心は揺れ動いていく。愛することが必ずしも幸せをもたらすわけではないという、人間の感情の複雑さと残酷さを静謐な映像美で描いた一作。記憶の断片を紡ぐような独特の映像表現と、美しくも重い物語は、観る者に深い余韻を残す。愛する人を失う痛みと、それでも誰かを求めずにはいられない人間の姿が、丁寧に刻み込まれた作品だ。

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絶賛341
好評1,406
普通1,861
不評935
酷評429

TOTAL 4,972 reviews

7風の歌を聴け

風の歌を聴け

1981年公開 監督: 大森一樹

1,385pt

TOTAL SCORE

21歳の夏休み、大学生の「僕」は神戸の海辺の街へ帰省し、行きつけのバーで旧友・鼠と再会する。大学を辞め、8ミリ映画を撮り続ける鼠と過ごすうち、「僕」は小指のない謎めいた女性と出会う。恋とも言えない淡い関係、すれ違いの会話、港町に漂う気怠い空気。派手な事件も劇的な結末もないのに、どこか胸に引っかかる喪失感がじわじわと滲み出てくる。レコードショップ、バー、神戸の路地。実験的な映像手法と選び抜かれた音楽が、過ぎ去ってしまった「あの夏」を鮮烈に焼き付ける青春ドラマ。

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絶賛46
好評187
普通93
不評28
酷評4

TOTAL 358 reviews

8アフター・ザ・クエイク

アフター・ザ・クエイク

2025年公開 監督: 井上剛

1,286pt

TOTAL SCORE

1995年の阪神・淡路大震災を起点に、1995年、2011年、2020年、2025年と異なる時代を生きる4人の物語が静かに交差するオムニバス・ドラマ。妻に突然去られた男、海辺で焚き火をする男と出会う家出少女、信仰の中で父の不在に揺れる青年、漫画喫茶で暮らしながらゴミを拾い続ける元銀行員。それぞれが抱える「空っぽ」な心の輪郭を、4つのエピソードが丁寧に描き出す。そこへ、人類の悪意を養分に地中でうごめく巨大な存在と戦うために、奇妙な訪問者が現れる。美術館で絵画を前にするような静謐な時間の中に、30年という歳月が刻んだ喪失と、それでも前を向こうとする人間の姿が浮かび上がる。解釈の余地を多分に残した語り口は、観る者によってまったく異なる体験をもたらす一作だ。

絶賛63
好評244
普通159
不評83
酷評12

TOTAL 561 reviews

9パン屋襲撃/100%の女の子

パン屋襲撃/100%の女の子

1982年公開 監督: 山川直人

1,184pt

TOTAL SCORE

極度の空腹に耐えかねた若者二人が、衝動のままにパン屋への「襲撃」を決意する。しかし店内に先客の女性が現れ、彼女がのんびりとパンを選び続ける間、二人の緊張感は静かに宙吊りになっていく。衝動は行動へと結実するのか、それとも摩耗していくのか。一方で収録されるもう一本の短編では、街中で「100%の理想の女性」とすれ違った男が、何も言えずに別れた後、友人に語り始める。始まらなかった恋の輪郭を言葉で追いながら、失われた可能性に静かに向き合う物語だ。モノクロの映像とフィルム特有の質感が、80年代自主映画ならではの空気感を醸し出し、どこか抜けた可笑しさとやるせなさが絶妙なバランスで共存する。小さな出来事に潜む深みを、ユニークな演出で切り取った二本立て短編作品。

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絶賛43
好評87
普通19
不評6
酷評3

TOTAL 158 reviews

10
No image

神の子どもたちはみな踊る

2010年公開 監督: ロバート・ログバル

9pt

TOTAL SCORE

舞台はロサンゼルスのコリアタウン。宗教に傾倒した母に「神の子」として育てられた青年ケンゴは、職場でも恋愛でも本当の意味で誰かと深く繋がれずにいた。そんな彼がある日、耳に傷を持つ見知らぬ男に実の父の面影を重ね、衝動的に後を追う。信仰と自我のあいだで揺れる魂の旅路を、おしゃれな映像美と独特のアンニュイな空気感で描いたドラマ。ハーフのルーツを持つ主演俳優のビジュアルが、どこにも帰属できない主人公の孤独感をそのまま体現しているとも評される。答えを与えない余白だらけのストーリーは賛否を呼んだが、神でも他人でもなく、自分自身の内側に向き合う人間の姿が静かに刻まれた一作。

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絶賛3
好評16
普通26
不評13
酷評4

TOTAL 62 reviews

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