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DATA-DRIVEN NOVEL RANKING

カズオ・イシグロ

独自に収集した評価データで選ぶ、"本当に愛されている小説"のランキング

PROFILE

長崎市生まれ、1960年にイギリスへ移住した日本出身の英国人小説家。ケント大学で英文学を、イースト・アングリア大学大学院で創作を学んだ後、作家活動を開始した。デビュー作から日本を舞台とした作品を発表し、1986年には架空の日本の町を舞台にした「浮世の画家」でウィットブレッド賞を受賞。1989年、英国貴族邸の老執事を語り手に据えた「日の名残り」でブッカー賞を受賞し、英国を代表する作家としての地位を確立した。2017年には「壮大な感情の力を持った小説を通し、世界と結びついているという幻想的感覚に隠された深淵を暴いた」としてノーベル文学賞を受賞した。作品には、曖昧な記憶や過去の回想を通じて人間の弱さや認知のずれを浮かび上がらせる手法が特徴的である。小説のほか映画脚本も手がけており、黒澤明監督作品を脚色した映画「生きる LIVING」でアカデミー賞脚色賞にノミネートされた。

Wikipedia

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ランキング

1わたしを離さないで

わたしを離さないで

2005年刊行

9,653pt

TOTAL SCORE

ヘールシャムで育ったキャシー、トミー、ルース。彼らは、特別な存在―臓器提供のために作られたクローン人間だった。普通の子供時代を送る彼らだが、毎週の健康診断や、教師たちのぎこちない態度、そして「提供者」という言葉が、彼らの運命を暗示している。青春時代を共に過ごし、固い絆で結ばれた3人。しかし、やがて訪れる残酷な現実。愛する人々との別れ、そして自分自身の運命。穏やかな語り口調の裏に潜む、衝撃の真実。それは、人間の尊厳と社会の合理性、そして生きることの意味を深く問いかける、忘れられない物語。読者レビューでも、『読後感がすごくて、うまく言葉が出てこない』『懐かしく感じてしまう』『静かに、激しく心が揺さぶられた』と評されるように、静かに、しかし深く心に響く、傑作です。

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絶賛3,710
好評3,164
普通2,154
不評457
酷評237

TOTAL 9,722 reviews

2日の名残り

日の名残り

1989年刊行

7,039pt

TOTAL SCORE

1956年、英国の老執事スティーブンスは、かつてダーリントン・ホールで共に過ごした女中頭、ミス・ケントンを訪ねる短い旅に出ます。美しい田園風景の中、彼の脳裏には長年仕えたダーリントン卿への敬慕、亡き父への想い、そしてミス・ケントンへの秘めた恋心が蘇ります。第二次世界大戦下の外交会議や屋敷での出来事、失われゆく英国の伝統…。静かに流れる回想は、彼の「品格」への執着と、過去への後悔、そして未練を浮き彫りにします。しかし、旅の終わり、彼はある決意を胸に、静かに前を向きます。読者レビューにあるように『深い余韻を残す物語』であり、『読み終えた後爽やかな気分になる不思議』をぜひご自身の目で確かめてください。後悔しない人生とは何か?誇り高き執事の静かな旅路と、失われた時間を取り戻す物語。

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絶賛2,835
好評1,762
普通1,058
不評169
酷評112

TOTAL 5,936 reviews

3クララとお日さま

クララとお日さま

2021年刊行

3,811pt

TOTAL SCORE

近未来。AI搭載ロボットのクララは、人工親友として、病弱な少女ジョジーの家庭で暮らす。クララは、太陽を崇拝し、その力でお日さまにジョジーの回復を祈る。一方、ジョジーの母親には、隠された計画があった…。人間とAI、そして愛と生と死を繊細に描いた感動作。読者レビューでは『クララが忘れられなくなる、優しい物語』、『AIロボットのクララを通して見ると、人間の醜さが際立つ』と評されているように、クララの純粋な心と、人間社会の闇が対比的に描かれ、読者の心を深く揺さぶる。ジョジーの運命、そしてクララの選択とは?

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絶賛1,477
好評1,082
普通547
不評115
酷評55

TOTAL 3,276 reviews

4忘れられた巨人

忘れられた巨人

2015年刊行

1,314pt

TOTAL SCORE

アーサー王死後のブリテン島、記憶を曖昧にする霧が世界を覆う。息子に会うため故郷を離れた老夫婦、アクセルとベアトリス。道中、若い戦士や少年、老騎士など様々な人々と出会い、危険を乗り越えながら旅を続ける。しかし、彼らの記憶は断片的で、息子への道は霧のように曖昧。愛する妻を「お姫様」と呼び続けるアクセルの深い愛情、そして、忘れられた過去、民族間の争い、復讐のこだま…。彼らは、失われた記憶を取り戻し、息子と再会できるのか?そして、霧の正体とは?読者自身も霧の中をさまようような、美しくも切ないファンタジー。読者レビューで絶賛された『想像以上にアドベンチャーなファンタジーでわくわく読み進められるが後半は考えさせられる』作品。忘却と赦しの狭間で揺れる老夫婦の旅路は、あなたに忘れかけていた大切な何かを思い出させるだろう。

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絶賛474
好評570
普通418
不評106
酷評49

TOTAL 1,617 reviews

5わたしたちが孤児だったころ

わたしたちが孤児だったころ

2000年刊行

930pt

TOTAL SCORE

20世紀初頭の上海。貿易会社を営む父と反アヘン運動に身を投じる母を持つクリストファーは、10歳の時に両親を謎の失踪で失い、孤児となる。ロンドンで育ち、名探偵として名を馳せた彼は、両親の行方を追って再び上海へ舞い戻る。しかし、戦火の渦巻く街で待ち受けていたのは、記憶の断片と歪んだ真実だった。かつての友人アキラとの再会、謎めいた女性サラとの出会い、そして、隠された両親の過去。クリストファーは、自身の記憶と向き合い、両親の失踪という未解明の事件の真相を追い求める。しかし、彼が辿り着くのは、予想だにしない残酷な現実。それは、彼自身のアイデンティティをも揺るがす衝撃的な真実だった。読者の記憶と想像力を揺さぶる、記憶と過去、そして真実をめぐる、息詰まる心理サスペンス。これは、私たちが忘れかけていた、ある時代の物語。

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絶賛319
好評387
普通314
不評47
酷評24

TOTAL 1,091 reviews

6夜想曲集 : 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語

夜想曲集 : 音楽と夕暮れをめぐる五つの物語

2009年刊行

927pt

TOTAL SCORE

ベネチアのサンマルコ広場、ロンドンのホテル、スイスのカフェ…。異なる場所で繰り広げられる、音楽と人生の夕暮れをテーマにした五つの物語。老いゆく歌手の哀愁、才能に恵まれずもがくサックス奏者の葛藤、すれ違う夫婦の複雑な感情…。それぞれの物語は、人生の機微を繊細かつユーモラスに描き出し、読者に深い余韻を残します。まるで映画のような美しい情景描写と、心に響く音楽、そして、時にコミカルで、時に切ない人間模様は、忘れられない読書体験を約束します。読者レビューでも高く評価されている『老歌手』と『夜想曲』は必見です。心に染みる、珠玉の短編集を、ぜひお楽しみください。

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絶賛280
好評473
普通365
不評60
酷評23

TOTAL 1,201 reviews

7遠い山なみの光

遠い山なみの光

1982年刊行

908pt

TOTAL SCORE

戦後、復興しつつある長崎。シングルマザーの佐知子と出会った悦子は、彼女の人生に翻弄され、自らの過去と向き合うことになる。娘の死をきっかけに、イギリスで暮らす悦子の記憶は、遠い故郷の風景と重なり、母娘の複雑な関係、そして時代の変化が織りなす、切なくも美しい物語。淡い光と影が交錯する、忘れがたい余韻を残す一作。読者からは『少し霧のかかった様な余韻も残ったが、じんわり心にしみる一冊だった。』『小津映画のような繰り返しの多い会話劇でとても読みやすかった。』と絶賛の声が上がっています。

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絶賛321
好評406
普通401
不評96
酷評22

TOTAL 1,246 reviews

8浮世の画家

浮世の画家

1986年刊行

511pt

TOTAL SCORE

終戦直後、日本精神を鼓舞する画風で名を馳せた老画家・小野は、時代の価値観の変化に翻弄され、過去の栄光と現在の孤独のはざまで揺れる。かつての弟子や家族からの非難、娘の縁談の難航…。彼は自らの画業を振り返り、戦争協力者としての過去と向き合う。しかし、その回想は断片的に、時に矛盾を孕み、読者に彼の真意を問いかける。英国人作家イシグロが描く戦後日本の繊細な人間ドラマは、読後感のすっきりしない余韻を残しつつも、老画家の心の葛藤と、時代の激変を鮮やかに描き出している。ある読者は『主人公が正当化、美化している自分と、周囲の反応とのズレが物語の世界を揺らす。その揺れから船酔いのような気分で読み終えた。』と評したように、静かに、しかし深く心に響く物語。

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絶賛161
好評274
普通223
不評43
酷評21

TOTAL 722 reviews

9充たされざる者

充たされざる者

1995年刊行

174pt

TOTAL SCORE

世界的ピアニストのライダーは、あるヨーロッパの町の演奏会に招かれる。しかし、演奏会の詳細や自身のスケジュールすら曖昧なまま、次々と奇妙な頼み事をされ、街の人々との不可解な交流が始まる。街の危機を救うための演奏会という噂も流れ、次第に現実と記憶の境界が曖昧になり、過去と現在が交錯する。まるで夢遊病者の様な彼の行動は、街の隠された真実へと繋がっていくのか?読者もライダーと共に、不条理と謎に満ちた迷宮へと足を踏み入れる、息もつかせぬ展開に、あなたはきっと最後まで見逃せないだろう。読者レビューで『だまし絵のような迷宮を彷徨い続ける主人公』『不思議の国のアリスを思い浮かばせる』と評された、カズオ・イシグロの異色作。

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絶賛61
好評87
普通90
不評25
酷評5

TOTAL 268 reviews

10特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー

特急二十世紀の夜と、いくつかの小さなブレークスルー

2018年刊行

110pt

TOTAL SCORE

ノーベル賞作家カズオ・イシグロの知られざる創作秘話が明らかに!24歳、小さな村の屋根裏部屋で書き始めた「遠い山なみの光」。その原点から、代表作『日の名残り』『わたしを離さないで』の誕生秘話まで、音楽や映画からのインスピレーション、そして戦争や社会問題への鋭い洞察を交え、作家人生を辿る感動の軌跡。読者レビューでも高く評価された「turning pointに導かれるように作品が生まれる」過程や、プルーストやトム・ウェイツからの影響、アウシュヴィッツ訪問の衝撃など、貴重なエピソードが満載。イシグロ作品の魅力を再発見し、新たな視点で文学と社会を考えるきっかけを与えてくれる一冊です。まるでイシグロ作品を読んでいるかのような、静謐で深く心に響く語り口は必見です。

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絶賛37
好評39
普通14
不評1
酷評1

TOTAL 92 reviews

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