カフネ
2024年刊行
1,477pt
TOTAL SCORE
カフネ
2025年本屋大賞ノミネート作品。最愛の弟を亡くし、離婚も経験した40代の薫子は、深い悲しみに暮れていた。弟の遺言書をきっかけに、弟の元恋人・せつなに出会う。せつなは、家事代行サービス『カフネ』を営んでおり、無愛想ながらも、薫子に温かい料理を提供する。最初は反発する薫子だったが、せつなの料理と『カフネ』の活動を通して、少しずつ心を開いていく。『カフネ』で出会う人々の様々な人生や、せつなの隠された過去、そして弟の死の真相が明らかになるにつれ、薫子は自分自身と向き合い、再生への道を歩み始める。読者レビューでも高く評価されているように、この物語は『食べること』を通して、人と人との繋がりを丁寧に描き出している。心に寄り添う、やさしくもせつない物語は、あなたに生きる勇気を与えてくれるだろう。 『勝手に生まれさせられ親も選べない。だったら死に方は自分で選んでいい』という考えは間違っていると、せつな自身が一番わかっているはずだ。自死は周りの人々をも深く深く傷つける。この物語は、そんな考えを軽く吹き飛ばすような、薫子の行動力と、せつなの温かい料理が織りなす、希望に満ちた物語。
1,477pt
TOTAL SCORE
満足度 1.390
TOTAL 1,078 reviews