聖母
2015年刊行
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聖母
東京都藍出市で幼稚園児の遺体が発見され、死後に性的暴行が加えられるという痛ましい事件が発生します。事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切な娘も標的にされるのではないかと不安に駆られます。警察の捜査は難航し、焦燥感に駆られた保奈美は、娘を守るため、常軌を逸した行動に出ることを決意します。物語は、母親、刑事、高校生の3つの視点から展開し、読者はそれぞれの視点を通して事件の真相に迫っていきます。しかし、物語の終盤、読者は予想もしなかった事実に直面し、それまでの認識を覆されることになります。タイトルの『聖母』が示す意味とは何か、母の愛はどこまで許されるのか、読者は深く考えさせられるでしょう。読者のレビューでは「ラスト20ページ、世界は一変する」とあり、物語の終盤に仕掛けられた驚愕の展開が期待できます。「娘のためなら悪魔にさえなれる母親」という言葉が、物語の衝撃的な内容を暗示しています。また、巧みな叙述トリックにより、読者はまんまと騙され、物語の真相に気づくことができないかもしれません。読み終えた後、タイトルの意味が重くのしかかり、母性とは何かを深く考えさせられる作品です。
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