チーム・バチスタの栄光
2006年刊行
11,851pt
TOTAL SCORE
チーム・バチスタの栄光
東城大学病院で、心臓移植の代替手術であるバチスタ手術を行う天才外科チーム、通称「チーム・バチスタ」で、原因不明の連続術中死が発生します。不定愁訴外来の医師である田口は、病院長から内部調査を命じられ、厚生労働省の変人役人、白鳥圭輔とともに真相解明に奔走することになります。手術室という密室で何が起こっているのか、医療ミスなのか、殺人なのか、予測不能な展開が繰り広げられます。患者を救うべき医師たちが、なぜ患者を死に至らしめてしまったのか、その裏に隠された人間ドラマと病院内の権力闘争が複雑に絡み合い、読者を物語に引き込みます。白鳥の強烈なキャラクターと、田口との軽妙なやり取りも見どころの一つです。現役医師である著者が描く、リアルな医療現場の描写も魅力であり、医療ミステリーとしてだけでなく、人間ドラマとしても楽しめる作品です。ある登場人物は「ルールは破られるためにあるのです。そしてルールを破ることが許されるのは、未来に対して、よりよい状態をお返しできるという確信を、個人の責任で引き受ける時なのです」と語ります。
11,851pt
TOTAL SCORE
満足度 0.988
TOTAL 14,441 reviews