下町ロケット
2010年刊行
18,769pt
TOTAL SCORE
下町ロケット
宇宙工学研究の道に挫折し、東京・大田区の町工場を継いだ元研究者の社長が主人公。取引先からの突然の契約打ち切り、競合他社からの理不尽な特許侵害訴訟、そして銀行からの融資拒否と、会社は倒産寸前の崖っぷちに追い込まれる。そこへ、国産ロケット開発を推進する巨大企業・帝国重工が、自社技術の核心に触れる特許を20億円で買い取りたいと迫ってくる。資金難のまっただ中、その申し出を断り、逆にエンジン部品そのものを供給させてほしいと逆提案する社長の姿勢は、社内外で激しい対立を生む。「一度挫折した男の再戦の物語」であり、「戦いの決め手はおカネでも技術でもなく、プライドだった」と読者を驚かせる展開が待ち受ける。日本のものづくりを支える中小企業の意地と誇り、そして仕事は単なる金稼ぎではなく「夢であり矜持である」というメッセージが全編を貫く、直木賞受賞の感動作。
18,769pt
TOTAL SCORE
満足度 1.479
TOTAL 16,109 reviews