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DATA-DRIVEN NOVEL RANKING

櫻田智也

独自に収集した評価データで選ぶ、"本当に愛されている小説"のランキング

PROFILE

北海道長万部町出身・江別市在住の推理作家。埼玉大学理学部および同大学院修士課程を修了後、デイリーポータルZのライターとして活動した経歴を持つ。2013年、「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞し小説家としてデビュー。昆虫好きの青年・魞沢泉を探偵役に据えた連作短編シリーズが代表作で、昆虫や自然の知識を織り交ぜた独特の作風が特徴。2021年には連作短編集「蟬かえる」で第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞の2冠を達成。2025年に発表した初の長編「失われた貌」では複数のミステリ・ランキングで首位を獲得し、高い評価を得ている。

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ランキング

1失われた貌

失われた貌

2025年刊行

1,298pt

TOTAL SCORE

2026年本屋大賞候補作品。山奥で発見された、顔を潰され、歯を抜かれ、手首から先を切り落とされた身元不明の死体。警察への不備を指摘する投書が地元紙に掲載された直後というタイミングも、事態を一層複雑にする。そんな中、一人の小学生が警察を訪れ、その死体は10年前に失踪した自分の父親かもしれないと訴える。しかし、間もなく新たな殺人事件が発生し、最初の死体の身元も判明。それは少年の父親ではなく、前科のある探偵だった。彼は依頼人の弱みを握り脅迫を繰り返していたという。一見無関係に見える出来事が複雑に絡み合い、過去と現在が交錯する中で、事件は予想外の方向へと展開していく。読者は、周到に張り巡らされた伏線と、事件の背後に潜む真実に驚愕するだろう。警察小説としてのリアリティと、ミステリーとしての巧妙な仕掛けが融合した作品。被害者、加害者、そしてその家族たちの葛藤が描かれ、単なる事件の真相解明に留まらない、人間ドラマとしての深みも感じさせる。読後には、タイトルの意味が深く心に刻まれるだろう。

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絶賛413
好評612
普通474
不評92
酷評24

TOTAL 1,615 reviews

2蝉かえる

蝉かえる

2020年刊行

574pt

TOTAL SCORE

昆虫好きの青年・魞沢泉が遭遇する、人間の悲しみと愛おしさを描いた連作ミステリ集です。16年前の災害ボランティア中に青年が見た少女の幽霊の謎を解く表題作「蝉かえる」や、交通事故と団地での負傷事件の繋がりを描く「コマチグモ」など、5つの物語が収録されています。各作品では、昆虫の生態が事件の真相に深く関わり、読者の心を揺さぶる人間ドラマが展開されます。シリーズを通して、魞沢泉という人物の魅力が深まり、彼の過去や人間関係にも焦点が当てられています。特に「ホタル計画」では、少年時代の魞沢が登場し、彼の心情が繊細に描かれています。また、「サブサハラの蠅」では、過去の事件と繋がる驚きの展開が待ち受けています。昆虫を愛する視点から、人間の心の奥底にある感情や社会問題を浮き彫りにする、読み応えのある作品集です。読者からは「切ない話もあればホロリと泣ける話もあり、魞沢君のキャラクターもトボけてるようで鋭い感じが、まるでコナン少年みたい」と評されています。

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絶賛172
好評280
普通180
不評28
酷評11

TOTAL 671 reviews

3サーチライトと誘蛾灯

サーチライトと誘蛾灯

2017年刊行

524pt

TOTAL SCORE

昆虫オタクの青年、魞沢泉が遭遇する奇妙な事件を鮮やかに解き明かすミステリー連作集です。公園での変死事件、バーの常連客を襲った悲劇など、日常に潜む不可思議な謎に、とぼけた雰囲気の魞沢が独自の視点で迫ります。各短編は、昆虫の生態と人間の心理を巧みに結びつけ、読者を予想外の結末へと導きます。特に「ナナフシの夜」では、ナナフシの擬態と人間の色覚異常が織りなす巧妙な展開が光ります。ユーモラスな会話劇と、伏線が張り巡らされた本格ミステリーが融合した、新感覚の作品集です。コミカルな会話の中に隠された伏線、そして鮮やかな推理劇が楽しめます。読むほどに味わい深さが増す、そんな一冊です。

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絶賛129
好評313
普通243
不評31
酷評8

TOTAL 724 reviews

4六色の蛹

六色の蛹

2024年刊行

290pt

TOTAL SCORE

昆虫好きの青年探偵、魞沢泉が遭遇する事件と心の機微を描いた連作短編集です。ハンターが狩りをする山での銃撃事件、季節外れのポインセチアに隠された少女の真意、消えた楽譜の行方など、色の名前を冠した六つの物語が展開されます。読者のレビューでは「切ない話が多いが、後味よく読める」「心にしみる優しい読後感」と評されており、シリーズの中でも特に人と人との繋がりが深く描かれている点が魅力です。また、「赤の追憶」や「青い音」といったエピソードは、伏線の回収が見事で涙腺が緩むとの声も寄せられています。ユーモアを交えつつ、事件関係者の心の痛みに寄り添う魞沢泉の活躍は、読後、温かい気持ちにさせてくれるでしょう。

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絶賛100
好評105
普通65
不評9
酷評3

TOTAL 282 reviews

5北海道ミステリークロスマッチ

北海道ミステリークロスマッチ

2025年刊行

1pt

TOTAL SCORE

北海道を舞台に、ミステリー作家たちが腕を競い合う「北海道ミステリークロスマッチ」から生まれた短編集です。柄刀一氏が序文を寄せるこの企画は、小説、マンガ、評論など、ジャンルを超えたミステリー作品が集結し、互いに投票し合うというユニークな形式が特徴です。収録作品は、コンテストの受賞作を中心に、選りすぐりの9編。根本尚の『羽衣の鬼女』は、マンガならではの奇想天外なトリックで読者を驚かせ、櫻田智也の作品は、その卓越した構成力で読者を魅了します。また、深津十一の『不一致』は、シンプルなアイデアながらも、見事に読者の予想を裏切る展開が光ります。まるで小説の福袋のように、多彩なミステリーが詰まった一冊です。北海道ミステリー界の熱気が伝わる、刺激的な作品集をぜひお楽しみください。

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絶賛0
好評2
普通1
不評1
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TOTAL 4 reviews

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