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DATA-DRIVEN NOVEL RANKING

平山夢明

独自に収集した評価データで選ぶ、"本当に愛されている小説"のランキング

PROFILE

神奈川県川崎市出身の作家。法政大学を中退後、学生時代からホラー映画の自主制作に熱中し、雑誌「週刊プレイボーイ」でZ級ホラー映画のビデオ評論を手がけたのち、ノンフィクション「異常快楽殺人」で作家デビュー。1993年より本格的な執筆活動を開始し、実話怪談「超怖い話」シリーズや「東京伝説」シリーズなどで活躍するかたわら、短編小説も多数発表している。2006年には短編「独白するユニバーサル横メルカトル」で日本推理作家協会賞短編部門賞を受賞し、翌年同名作品集が「このミステリーがすごい!」国内部門一位に選ばれた。2010年には長編「ダイナー」で第13回大藪春彦賞を受賞。小説・実話怪談の執筆にとどまらず、映画評論や映画監督、ラジオパーソナリティーとしても幅広く活動しており、デルモンテ平山名義では独特のユーモアあふれる映画評論でも知られている。

Wikipedia

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ランキング

1ダイナー

ダイナー

2009年刊行

2,115pt

TOTAL SCORE

携帯闇サイトのアルバイトに手を出したばかりに、殺し屋たちが集うダイナーでウェイトレスとして働くことになったオオバカナコ。そこは、一癖も二癖もある殺し屋たちが集う、血と狂気が渦巻く場所だったのです。彼女は生き残れるのか、それとも深淵に飲み込まれてしまうのか。このダイナーでは、殺しと隣り合わせの日常の中で、ハンバーガーが人々の心を癒す唯一の救いとなる。読者は、暴力とグロテスクな描写に目を背けたくなるかもしれないが、登場人物たちの過去や抱える闇を知るにつれ、彼らに感情移入してしまうだろう。ラストは、心を揺さぶられるような感動が待っている。まさに、美しきグロ物語と呼ぶにふさわしい作品です。一度読み始めたら、その独特な世界観と魅力的なキャラクターたちから目が離せなくなるでしょう。

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絶賛794
好評754
普通499
不評123
酷評52

TOTAL 2,222 reviews

2独白するユニバーサル横メルカトル

独白するユニバーサル横メルカトル

2006年刊行

872pt

TOTAL SCORE

この短編集は、決して万人向けではありません。読後、えぐさがいつまでも舌に残るような、まさしくトラウマになりかねない癖の強さを持っています。収録された全8話は、面白さを追求する狂気を宿し、世を憎み、人を嘲るかのように、目に映るすべてを蔑む視点から描かれています。グロテスクな描写が主眼に置かれ、ストーリー性は二の次と感じる読者もいるかもしれません。しかし、その容赦ない残酷描写は、アクセントとして光を放ち、読者を否応なく引き込みます。表題作では、タクシー運転手に仕える道路地図帖が、主人の恐ろしい所業を端正な文体で語り、読者を戦慄させます。また、いじめと家庭内暴力に苦しむ少女が、連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」は、残酷さの中に静謐な美しさを湛えています。読む人を選ぶ作品集ですが、自己責任で足を踏み入れた先には、忘れがたい読書体験が待っているでしょう。

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絶賛394
好評462
普通576
不評180
酷評99

TOTAL 1,711 reviews

3異常快楽殺人

異常快楽殺人

1994年刊行

500pt

TOTAL SCORE

この作品は、実在した大量殺人者たちの深層心理に迫るノンフィクションです。昼はピエロとして子供たちを喜ばせる一方で、夜は少年を襲う青年実業家や、殺害した女性の人体を弄ぶ男、そして360人もの命を奪い、神に祈る死刑囚など、常軌を逸した異常者たちの内面を抉り出します。彼らの無意識の深淵を覗き込み、満たされることのない欲望の闇を描き出しています。『クリミナル・マインド』のような作品が好きな方には、特に興味深い内容でしょう。幼少期の虐待が彼らの人格形成に与えた影響や、捜査官たちの奮闘も描かれており、人間の心の闇について深く考えさせられる一冊です。ただし、想像を絶する人体損壊描写も含まれているため、グロテスクな表現に抵抗がある方は注意が必要です。読後には、自分の内面を見つめ直すきっかけになるかもしれません。

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絶賛193
好評169
普通186
不評21
酷評17

TOTAL 586 reviews

4他人事

他人事

2007年刊行

378pt

TOTAL SCORE

グロテスクで狂気に満ち、空想が生んだ惨事が心の空白を埋める。無意味で不気味な心の暗渠を覗く14編。交通事故で瀕死の重傷を負った男女を見捨てる男の『無関心』、引きこもりの息子を殺害しようとする老夫婦の絶望、孤独な女性に降りかかる理不尽な災禍、定年退職した男が味わう手のひら返しの仕打ちなど、日常に潜む不安が悪夢となって現れます。目を覆いたくなるような狂気に満ちた物語が、読む者を夢中にさせるでしょう。救いのない物語の中にある愛のようなものに心が濡れる瞬間や、筒井康隆作品を彷彿とさせる作風に、作家の個性を感じることができます。人間の嫌な部分を凝縮したような、非現実的ながらもどこかありそうな物語は、読みやすく、何か読みたいけれど何を選べばいいか迷っている時に最適です。ただし、グロテスクな描写が多いため、苦手な方は注意が必要です。狂気と暴力が織りなす、鬼才・平山夢明ワールドを体験してください。

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絶賛186
好評221
普通298
不評99
酷評58

TOTAL 862 reviews

5超怖い物件

超怖い物件

2022年刊行

279pt

TOTAL SCORE

人気作家たちがそれぞれの視点で「怖い物件」を描いた短編集です。神永学さんの「妹の部屋」では、自殺した妹の部屋が、いつの間にか元通りに復元されているという不可解な現象が起こります。黒木あるじさんの「牢家」では、家の中央に存在する座敷牢が、一体誰のために作られたのかという謎に迫ります。これらの作品に共通するのは、ただならぬ雰囲気を纏った家屋です。読者からは「全部当たりと言っても良い」「レベルが高い作品が多い」と絶賛されています。特に平山夢明さんの作品は「最後に持っていかれた」という声も多く、ラストを飾るにふさわしい恐怖が味わえるでしょう。大島てるさんの実体験に基づいた話や、花房観音さんの兄妹愛を描いた作品など、バラエティ豊かな内容で、読者を飽きさせません。ただし、最後の「ろろるいの家」は「読むだけで呪われそう」という意見もあるため、心して読む必要がありそうです。ホラー好きにはたまらない一冊と言えるでしょう。

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絶賛100
好評125
普通97
不評22
酷評12

TOTAL 356 reviews

6ミサイルマン

ミサイルマン

2007年刊行

248pt

TOTAL SCORE

SF、人外、スプラッタ、ホラーなど、様々な要素が混ざり合った短編集です。グロテスクな描写の中に、どこかユーモラスな雰囲気も漂い、読者を独特の世界観へと引き込みます。収録作品は、臓器提供のために育てられるクローンを描いた「テロルの創世」、連続殺人犯コンビを描いた表題作「ミサイルマン」など、どれも強烈な印象を残します。「ミサイルマン」は、グロテスクでありながらも、読後感が爽やかで、青春小説のような印象すら与えます。また、「枷」は、連続殺人鬼ものとして、主人公が女性を殺害していくシーンや拷問のシーンが凄まじく、読者に強烈な衝撃を与えます。全体として、この短編集は、平山夢明さんの独特な世界観と、グロテスクな描写の中に潜むユーモアが融合した、他に類を見ない作品と言えるでしょう。狂気とユーモア、そして残酷さの中に垣間見える愛が、読者の心を掴んで離しません。ただし、グロテスクな表現が苦手な方には、あまりおすすめできません。

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絶賛81
好評137
普通136
不評31
酷評10

TOTAL 395 reviews

7デブを捨てに

デブを捨てに

2015年刊行

210pt

TOTAL SCORE

借金で首が回らなくなった男が、究極の選択を迫られる表題作「デブを捨てに」を収録した短編集です。他に、捨てた娘から35年ぶりに手紙をもらった男が、娘の嫁ぎ先である大家族の密着テレビ番組に巻き込まれる「マミーボコボコ」など、底辺に生きる人々の悲哀とユーモアを描いた4編が収録されています。読めば「グズグズ言ってる場合じゃねーな!」と、ムダに元気になるかもしれません。猥雑な世界でもがく人々を描き、アングラ感の強い作風ながらも、読後感は悪くなく、どこか救われた気持ちになるかもしれません。底辺の、どうしようもない人たちが、お人好しで酷い目に遭いながらも生きる姿に、作者の優しさが滲み出ています。胸糞悪い描写が多いものの、最後にはスッキリする、そんな不思議な魅力を持つ作品です。著者独特のユーモアセンスが光り、ブラックユーモアな世界観でありながらも、どこか美しさを感じさせるラストが印象的です。

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絶賛74
好評101
普通88
不評25
酷評7

TOTAL 295 reviews

8怖い本 1

怖い本 1

2000年刊行

200pt

TOTAL SCORE

平山夢明が恐怖体験コレクターとして蒐集した、選りすぐりの実話怪談集です。祭りの夜の留守番、裏路地の影、深夜の電話、風呂場からの呼び声、エレベーターの同乗者、腐臭のする廃屋、ある儀式を必要とする劇場、墓地を飲み込んだマンション、貰った人形など、日常の虚を突くような恐怖譚が満載です。語り手が知人から聞いた話という体裁で、心霊体験や不思議な体験が語られています。時代を感じるエピソードもあるものの、焼却炉や墓地の上に建つマンションの話など、背筋が凍るようなエピソードも存在します。短い話が多く、さっと読めるので、ちょっとした暇つぶしにも最適です。中には、水木しげるも見たかもしれない子泣き爺の話や、おじぎのような動作を繰り返す男性霊の話など、どこかコミカルで不思議な魅力を持つ話も。初期の作品のため、作者自身の体験談も収録されており、より身近に恐怖を感じられるかもしれません。平山夢明ワールドへの入門書としてもおすすめです。

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絶賛81
好評67
普通131
不評17
酷評6

TOTAL 302 reviews

9或るろくでなしの死

或るろくでなしの死

2011年刊行

197pt

TOTAL SCORE

救いのない痛々しさが心に深く残る短編集です。ルンペンの無残な死、見世物小屋で徐々に死んでいく残酷さ、醜悪な愛、鬼畜ファンタジーなど、様々な死が描かれています。特に「或る愛情の死」は、情念と狂気が凝縮された母親の姿が読者の心に深く刻まれます。表題作は、グロテスクでありながらも、どこか救いがあるような読後感を与えます。しかし、全体を通してブラックなストーリーが展開され、読後には爽快感は得られないでしょう。それでも、たまに覗いてみたくなるような、中毒性のある作品集です。救いのない話、胸糞悪い話が好きな方にはおすすめです。ただし、読む際には覚悟が必要です。

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絶賛65
好評88
普通109
不評19
酷評1

TOTAL 282 reviews

10恐怖の構造

恐怖の構造

2018年刊行

182pt

TOTAL SCORE

平山夢明が恐怖の心理メカニズムを徹底的に考察した一冊です。サーカスのピエロや市松人形など、人間ではないものへの根源的な恐怖、幽霊を恐れる日本人と悪魔を恐れるアメリカ人の違いなど、具体的な例を挙げながら、恐怖の本質に迫ります。精神科医の春日武彦との対談では、統合失調症や不安との向き合い方など、さらに深い議論が展開されます。ホラーと笑いの関係性、エロスと恐怖の表裏一体の関係など、独自の視点も提示。ホラー小説の書き方にも触れ、これから小説を書きたい人にも役立つ内容となっています。読者は、恐怖の裏側にある心理や文化、社会構造までをも理解し、今までとは違った視点で恐怖を楽しめるようになるでしょう。

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絶賛78
好評70
普通57
不評20
酷評12

TOTAL 237 reviews

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